早期発見

11年前に「乳がん」と診断され、大学病院に転院し、腫瘍摘出し病理検査の結果が良性だった時から定期検診で受診してきました。
その3年後に別の腫瘍が見つかり手術を受け、その後も半年に一度の検診を続けていました。

今年7月の定期検診で小さな腫瘍が見つかりました。1年前のマンモ、エコー検査では見つからなかった腫瘍が、今回くっきりとエコーで確認がとれました。
10年近くエコーを受け、ピンクリボンアドバイザーの試験を受けてきた私は、エコー(超音波)画像を見ていると嚢胞や石灰化など若干ではありますが認識できるようになりました。

その診断後、細胞診、組織診、MRI検査が続きました。病理検査のはっきりした診断がつかないまま「癌かもしれない」という不安と、結果がはっきりしない不安定な毎日でした。

最後は腫瘍摘出して、病理確定診断をつけるのが良いだろうという主治医の話に同意し、9月に摘出手術を受けました。
それから3週間の結果待ちは本当に嫌なものです。


11年前、「乳がんです」と言われ、腫瘍摘出して「良性腫瘍」という結果が出たこともあり、今回も「良性だろう」という楽観的な気持ちもあれば、長い期間の「乳がん」を学んできた自分の不安と若干の知識も邪魔をし、夜も眠れず、1時間ごと目が覚めたり、悪夢を見たり・・

そして、9月。
検査結果「乳がん」が見つかったと言われました。
2度目のがん告知。1度目は誤診でしたが、今回は本当のがん告知です。
でも、不思議と動揺もなく、早期発見だったことを「良かった」と笑顔になれたほどでした。
再手術が無ければと思っていたので、最悪にして最良な結果だと自分自身安堵していました。


こんながん告知ってあるのかな?って先生と笑顔で話したことが少し不思議に感じました。傍で聞いている研修医はどう感じていたのかなって思う余裕があったり・・・

不思議なものです。11年の長さが私に「乳がん」という病気の免疫を作っていたのかもしれません。

これから私は放射線治療に入ります。不安が無いと言ったら噓になります。でも、私は早期発見してもらえたから、幸せだって思っています。
だから癌に勝つことができるって思っています。

11年前、「乳がんをゼロにはできないけど乳がんで亡くなる人をゼロには出来る」という言葉を主治医が私に言ってくれました。本当にそうなることは不可能じゃないと感じています。

今回は定期的に検診していただいて、的確なエコー画像の読影をしてくださった技師の方、主治医、そして病理検査で初期乳がんを見つけてくださった医療関係者の皆様のおかげだと思っています。
そしてもうひとつ、11年前、私を「乳がん」の診断から救ってくれた先生がここまで導いてくださったと思っています。感謝しかありません。

ピンクリボン活動を始めてから8年、これからも細々とではありますが、活動を続けていきながら、私の体験も含め、周りの女性たちが乳がんで苦しまないように、伝えられることがあればと思っています。

これからもピンクリボンぐんまちゃんと共に、はなひかりの活動にご理解とご協力を宜しくお願い致します。

追伸
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伊香保温泉「ホテル松本楼さま売店」
伊香保温泉石段街雑貨店「すみよしや」さん
ご協力ありがとうございます。


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